2013年10月8日から10月10日に台北で開催されました2013 SETC(Small Engine Technology Conference:小型エンジン技術国際会議)にて,飯島晃良助教らが発表した論文が,「High Quality Paper Award(優秀論文賞)」を受賞しました.
発表論文は以下の通りで,次世代高効率クリーンエンジンの燃焼メカニズムについての研究です.
<タイトル>
Visualization and Spectroscopic Measurement of Knocking Combustion Accompanied by Cylinder Pressure Oscillations in an HCCI Engine
(HCCIエンジンにおける燃焼室内圧力振動を伴うノッキング燃焼の可視化と分光測定)
<著者>
Akira Iijima, Mitsuaki Tanabe, Koji Yoshida, Hideo Shoji, Naoya Itoh, Akira Terashima, Tomoya Tojo
この研究は,日本大学理工学部シンボリックプロジェクト(熱工学システム)の一環として実施されました.
次世代エンジンとして注目されるHCCI(予混合圧縮着火)エンジンにおいて,高出力運転時に燃焼室内圧力が激しく振動を起こす異常燃焼が起こります.本論文は,その異常燃焼の発生メカニズムを,燃焼室内の高速度可視化観察と分光分析で明らかにしたものです.
この賞はSAE International(米国自動車技術会)及びJSAE(日本自動車技術会)から受賞し,116編の発表論文の中から合計9編が選ばれ,そのうちの1編に本学科からの論文が選出されました.
本学科ではSETC2004,2006,2007,2009,2010,2011,2012でも同様の賞を受賞しており,今回で5年連続の受賞になりました.