垂直軸風車翼の翼素の空力特性と騒音特性 佐藤雅之
家庭用や向上の補助電源用と想定される小型風車の開発と実用化を目指し、翼の前縁に特殊なスラット(補助翼)を付けることによる風車翼の空力特性の大幅な改善について研究を行う。本研究では、これを対称に風洞試験と数値流体解析を用い、空力性能改善メカニズムの解明とその効果を活かしたスラット付翼形状の最適化および騒音の影響の解明、実機を模した風車模型による評価を行う。
Fig. 1 NACA0030 slatted wing
偏心駆動式血流ポンプの研究 佐藤翔太、久松篤史
心疾患は日本の3大死因に数えられ、有効な治療の心臓移植は、ドナー不足などで治療が施されるまでに患者が死亡してしまうことが多い。そこで、心臓移植までの心臓機能補助として人工心臓を用いた治療が期待されている。回転軸中心と羽根車の中心がずれて作動する偏心駆動型ポンプを用いると、水力性能の向上による血液の破壊を減らせるが期待されている。また、このポンプの持つ撹拌能力により、血栓を破壊することも期待されている。本研究では、実機とシミュレーションを用いてそのポンプの性能の評価を行う。
高速PIVを用いた翼端渦流れの計測 杉江正峻
準備中
ヘリコプタの騒音低減の数値解析 佐々木直人
米軍基地や自衛隊駐屯地近くでは、戦闘機やヘリコプタ等による騒音が社会問題となっている。この問題を少しでも改善するべく、本研究ではヘリコプタによる騒音を低減させることを目的として検討を行っている。ヘリコプタの騒音の中で最も大きい騒音が着陸降下時にヘリコプタ特有の「バタバタバタ」と聞こえるBVI(Blade Vortex Interaction)騒音というものであり、本研究はこのBVI騒音に着目してヘリコプタの低騒音化を目指す。
角柱周り流れから発生する広帯域騒音の予想 益田直樹
準備中
熱膜プローブを用いた気流の逆流計測 戸村太一
比較的安価で逆流が計測可能熱膜プローブの高精度計測のための特性調査と計測手法の確立を目指す。風洞実験と熱流体解析を行う予定である。
航空機主脚騒音の研究 成瀬永
リージョナルジェット機の2輪式主脚を対象とし、発生する空力騒音特性の調査と空力音源の同定を風洞試験を主として進める。
オイルフィルムによる壁面せん断応力の計測 塚本孝太
オイルと光学計測を用いた高精度な物体壁面せん断応力計測手法としてオイルフィルム光干渉計測による方法がある。本年度はこれを立ち上げ実際の物体での計測への応用を試みる。
拍動流条件下のポンプ性能の基礎研究 柴田輝
定常流式血液ポンプは拍動流中で使用した場合に定常流中に比べて性能が大きく低下する。本研究は、このような羽車周り流れの基礎研究として専用の回流槽試験装置を用いて拍動流流入条件下での翼性能と流れ場の計測を行い、性能低下の要因の解明を目指す。
風車翼騒音予測モデルの研究 山本勝幸
準備中
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