研究テーマ
星野研究室では『塑性加工』を研究のテーマにしています.
『塑性加工』を説明すると、起源は「塑」という字より 「地球にある材料(土)を満ちかける(月)のように変形させて、 必要なものに形を調えて、(塑)製品にする」という意味で、 現在では「金属材料を曲げたり、伸ばしたり、圧縮を行い 製品にする加工」ということになっています。
星野研究室では、現在以下のテーマで研究が行われています。
- 板材の絞り成形に関する研究 令和元年度は異周速圧延を施した難燃マグネシウム合金を絞りました
- 押出し加工工程用データベースに関する研究 アルミニウム合金押出しに関する調査やガラス潤滑押出しのモデル実験が進んでいます
- ボルダリングマットの安全基準に関する研究 人型ダミーモデルを用いたマットの衝撃吸収実験とシミュレートしています
- 多軸複合押出しに関する研究 鉄道車両のダブルスキン構造材製造への適用を検討しています
- コンフォーム連続押出し加工の基本特性の解明 2ホイール型コンフォーム押出しにおける酸化物混入を調査しています
- 燃料電池セパレータの製造に関する研究 樹脂セパレータに関して調査しています
塑性加工研究室
また、塑性加工研究室では、上記の研究テーマとともに、FEM解析を使用した研究にも積極的に取り組んでいます。
以下は、青駿祭 特別プロジェクトと題して解析された衝突シュミレーションです。
ULSAB(Ultra Light Steel Auto Body)衝突シミュレーション
前面衝突時の動画(応力分布)
前面オフセット衝突時
過去の研究
- 溝つきフランジの成形法に関する研究
- 板材の高精度曲げ加工に関する調査
- 輸送機器用湾曲構造材の加工に関する研究
- 自動車フレームの評価と製造に関する研究
- ビード引抜力の近似解析
- 厚板材から絞りカップを用いた塑性加工法による歯車の試作
- 曲率を有する厚板材のバーリング加工に関する研究
- 熱交換管の回転引曲げに関する研究
以上は過去に行われた研究ですが、 それ以前にはさらに多数の塑性加工に関する研究が発表されております。
詳しくお知りになりたい方は、研究室までご連絡下さい。