カリキュラム
カリキュラムの特徴
- 機械工学の基礎となる4力学(工業力学、材料力学、流れの力学、熱力学)を重視
- 4力学に材料・加工系、制御・電気系を加えた機械工学分野で要望される素養も修得
- 講義科目に対応した実技科目により実感に裏づけされた機械工学センスの養成
- 情報化手法を組み込んだ実験・演習の配置
- 就業体験(インターンシップ)を取り入れた実社会との連携
- 入学から卒業研究を経て卒業するまで体系的に関連付けられた科目の配置
- 学習の段階に応じて総合学習的科目を配置し、応用力や適用能力も養成
卒業研究着手条件
卒業研究に着手するには、以下の条件を全て満足しなければなりません。
- 修得単位総数が98単位以上であること。
- 卒業に必要な外国語科目、保健体育科目、共通基礎教育科目のうち未修得科目数が2科目以内であること。
- 共通基礎教育科目の必修科目を全て修得していること。
- 機械工作実習A・B、機械工学実験IA・IB、機械工学実験IIA・IIB、機械設計製図I A・IB、機械設計製図IIA・IIBのうち8科目以上修得していること。
- 専門教育科目のうち必修科目(上記(4)の実技科目を除く)と※印の選択必修科目を合わせて15科目以上を含め、専門教育科目62単位以上修得していること。
卒業条件
卒業するためには以下の条件を全て満足しなければなりません。
教養教育科目 | 10 | 単位以上 |
外国語科目(*1、2) | 10 | 単位以上 |
保健体育科目(*3) | 2 | 単位以上 |
基礎教育科目(*4) | 22 | 単位以上 |
専門教育科目(*5) | 76 | 単位以上 |
上記科目区分ごとに必要な最低単位数以外の単位 | 10 | 単位まで |
合計 | 130 | 単位以上 |
*1 | 英語から必修のほか2単位以上を含めて |
*2 | 留学生は、日本語IAから日本語ⅣBまで修得することができる。また、これらの科目は、修得した単位のうち2単位を必修以外の英語の科目(単位)に替えることができる |
*3 | 必修科目を含めて |
*4 | 共通基礎教育科目から14単位以上、専門基礎教育科目から8単位以上を含めて |
*5 | ※印の選択必修科目のうち11科目以上と必修科目を含めて |
注: |
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年間履修登録単位数
年間履修登録単位数の上限は、1年生49単位、2年生以上46単位とする。
ただし、2年生以上の成績優秀者(前年度修得単位数38単位以上、前年度GPA2.0以上)は、46単位を超えて60単位まで履修登録することができます。
GPA制度
理工学部ではGPA(Grade Point Average)制度(成績評価制度)により成績を評価しています。各科目の素点を下表のようにS~Nで評価し、計算式に従いGPA を算出します。このポイント数が、早期卒業や、就職・大学院の推薦基準、あるいは卒業研究の配属基準となります。計算式にあるようにDやE の評価もGPA に換算されますので、きちんとした履修計画を立てるようにしてください。
素点 | 評価 | 係数 | 内容 | 成績表示 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
判定 | 合格 | 100~90点 | S | 4 | 特に優れた成績を示したもの | S |
89~80点 | A | 3 | 優れた成績を示したもの | A | ||
79~70点 | B | 2 | 妥当と認められたもの | B | ||
69~60点 | C | 1 | 合格と認められるための成績を示したもの | C | ||
不合格 | 59点以下 | D | 0 | 合格と認められるに足る成績を示さなかったもの | - | |
無判定 | - | E | 0 | 履修登録をしたが成績を示さなかったもの | - | |
- | P | - | 履修登録後、所定の中止手続きを取ったもの | - | ||
- | N | - | 修得単位として認定になったもの | N |
【GPA の計算式】
他学科科目の受講・他学部科目の受講
理工学部の他学科に設置されている講義科目も受講することができます。日本大学の他の学部の指定された講義科目を受講することができます。
学部要覧を参照してください。
追試験について
病気など特別な理由で定期試験を受けられなかった場合は、手続きにより追試験を受けることができます。直ちに教務課へ届け出てください。証拠となる書類及び手数料が必要となります。
転科・転部について
やむを得ない理由がある場合には、転科・転部を認める場合があります。試験がありますので、早目にクラス担任に相談してください。
早期卒業について
成績が優秀な人は、3年で学部を卒業して日本大学大学院理工学研究科に進学することができます。1年終了時の成績が上位で大学院への進学を強く考えている人は、クラス担任に相談してください。
詳細説明は、 早期卒業および大学院飛び入学について
実技科目の履修方法
実技科目には以下のものがありますが、それぞれの科目を効率よく受講するために履修方法が定められています。4年間で卒業するために、下記の履修方法をよく理解し実技科目を履修するようにしてください。
また、実技科目では設計・製図や実験内容が毎授業で連続的に関連します。そのため遅刻や欠席は皆さんの学習に大きな支障がでる場合があります。日頃から各自の体調管理や交通運行状況の把握など不測の事態に十分配慮して授業に臨みましょう。
初年次設置科目: | 機械工作実習A・B | 機械設計製図IA・IB |
2年次設置科目: | 機械工学実験IA・IB | 機械設計製図IIA・IIB |
3年次設置科目: | 機械工学実験IIA・IIB |
* | 各学期において、同時に受講できる専門教育の実技科目は3科目までとする。 |
* | 機械設計製図IIA・IIBは、機械設計製図IA・IBの両方を修得していないと受講できない。また、機械設計製図IBは、機械設計製図IAを受講していないと履修できず、機械設計製図IIBは、機械設計製図IIAを受講していないと履修することができない。 |
卒業研究
4年生になると、卒業研究着手条件を満たす全員が各研究室に配属され、卒業研究を一年間かけて行います。研究室では2~5人程度で班を作り、卒業研究のテーマに取り組みます。卒業研究は他の科目とは少し趣きが違います。これまでに皆さんが習ってきた科目はすべて、先人たちの研究成果を習得することに主眼が置かれてきましたが、卒業研究は、まだ誰にも知られていない真実を自分たちの力で研究し見つけ出すことが目的です。いままで様々な科目を学習してきた成果を存分に発揮してください。
卒業研究の内容については、各研究室のページを参照してください。
講義シラバス・授業科目配置表・科目関連図
講義シラバス(授業・講義の計画や内容の概略)は、理工学部シラバスのページに掲載されています。
機械工学科の設置科目表はこちらです。
機械工学科では、それぞれの科目を効率よく学習するために、各科目に関連性を持たせて学習していきます。
- 技術者倫理学習目標:「機械工学インセンティブ」において、機械工学を学ぶ上での意義やエンジニアとしての自覚を与えます。
- 専門基礎学力:専門科目を学ぶ上で必要になる基礎学力を身につけます。「機械工学スタディ・スキルズ」では、機械工学をどのように学習していけばよいのかを学びます。
- 専門科目:基礎学力をベースとして、エンジニアとして必要な専門能力を身につけていきます。