機械工学科カリキュラム(2018年度・2019年度入学者対象)
カリキュラムの特徴
- 機械工学の基礎となる4力学(工業力学、材料力学、流れの力学、熱力学)を重視
- 4力学に材料・加工系、制御・電気系を加えた機械工学分野で要望される素養も修得
- 講義科目に対応した実技科目により実感に裏づけされた機械工学センスの養成
- 情報化手法を組み込んだ実験・演習の配置
- 就業体験(インターンシップ)を取り入れた実社会との連携
- 入学から卒業研究を経て卒業するまで体系的に関連付けられた科目の配置
- 学習の段階に応じて総合学習的科目を配置し、応用力や適用能力も養成
卒業研究着手条件
卒業研究に着手するには、以下の条件をすべて満足しなければなりません。
- 修得単位総数が98単位以上であること。
- 卒業に必要な外国語科目、保健体育科目、共通基礎教育科目のうち未修得科目数が2科目以内であること。
- 共通基礎教育科目の必修科目をすべて修得していること。
- 機械工作実習A、B、機械工学実験IA、IB、機械工学実験IIA、IIB、機械設計製図IA、IB、機械設計製図IIA、IIBのうち8科目以上修得していること。
- 専門教育科目のうち必修科目(上記(4)の実技科目を除く)と※印の選択必修科目(※印の付いた選択科目を選択必修科目と呼ぶ)を合わせて14科目以上を修得し、また専門教育科目の修得単位総数が59単位以上であること。
- 修業年数が3年以上を経過していること。
卒業条件
卒業するためには、以下の条件をすべて満足しなければなりません。
自主創造科目 | 4単位 | |
教養教育科目 | 10単位以上 | |
外国語科目 | 英語から必修のほか2単位以上を含めて | 10単位以上 |
保健体育科目 | 必修を含めて | 2単位以上 |
基礎教育科目 | 共通基礎教育科目から14単位以上、専門基礎教育科目から8単位以上を含めて | 22単位以上 |
専門教育科目 | ※印の選択必修科目のうち11科目以上と必修を含めて | 75単位以上 |
上記科目区分ごとに必要な最低単位数以外の単位 | 7単位まで | |
合計 | 130単位以上 |
-注-
- 履修要項に記された他学科、他学部、他大学などで履修した単位は、7単位を限度に卒業に必要な単位に算入することができる。
- 教職課程および学芸員過程を履修している場合は、指定された授業科目を4単位を限度に卒業に必要な単位に参入することができる。
履修登録単位数
各学期の基本上限単位数は24単位ですが、直前学期の学業成績において下表のとおり修得単位数およびGPAを上回れば(但し、卒業要件単位数に係る授業科目のみ)、次学期では30単位まで登録することができます(詳細は学部要覧を参照)。
1年生 | 2年生~4年生 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
後期 | 前期 | 後期 | |||||||
直前学期の修得単位数 | 12単位以上 | 12単位以上 | 12単位以上 | ||||||
直前学期のGPA | 1.5以上 | 2.0以上 | 2.5以上 | 1.5以上 | 2.0以上 | 2.5以上 | 1.5以上 | 2.0以上 | 2.5以上 |
履修登録可能単位数 | 26 | 28 | 30 | 26 | 28 | 30 | 26 | 28 | 30 |
GPA制度
理工学部ではGPA(Grade Point Average)制度(成績評価制度)により成績を評価しています。各科目の素点を下表のようにS~Nで評価し、計算式に従いGPA を算出します。このポイント数が、早期卒業や、就職・大学院の推薦基準、あるいは卒業研究の配属基準となります。計算式にあるようにDやE の評価もGPA に換算されますので、きちんとした履修計画を立てるようにしてください。
素点 | 評価 | 係数 | 内容 | 成績表示 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
判定 | 合格 | 100~90点 | S | 4 | 特に優れた成績を示したもの | S |
89~80点 | A | 3 | 優れた成績を示したもの | A | ||
79~70点 | B | 2 | 妥当と認められたもの | B | ||
69~60点 | C | 1 | 合格と認められるための成績を示したもの | C | ||
不合格 | 59点以下 | D | 0 | 合格と認められるに足る成績を示さなかったもの | - | |
無判定 | - | E | 0 | 履修登録をしたが成績を示さなかったもの | - | |
- | P | - | 履修登録後、所定の中止手続きを取ったもの | - | ||
- | N | - | 修得単位として認定になったもの | N |
【GPA の計算式】
(4×Sの修得単位数)+(3×Aの修得単位数)+(2×Bの修得単位数)+(1×Cの修得単位数) |
総履修単位数(D、Eの単位を含むが、P、Nの単位は含まない) |
サブメジャー制度
サブメジャー(副専攻)制度とは、体系づけられた科目郡からなるサブメジャーコースを履修し、所属学科の学位とは別に特定分野の学習成果を理工学部として認証する制度です。機械工学科以外に設置されたサブメジャーコースを履修し、16単位以上修得すると修了証書が授与されます。
パワーアップセンター
英語、数学、物理、化学の基礎講座を開講しています。また学習に関する個別の質問、相談、指導も行っています。大学での学習に不安のある方は相談してください。詳しくは教務課に問い合わせてください。
追試験について
病気その他の理由で定期試験を受けられなかった場合には、教務課で手続きをすることによって追試験を受けることができます。
転科について
やむを得ない理由がある場合には、機械工学科から他の学科に転科することができます。相手先の学科によって転科の条件が異なりますのでクラス担任や教務課に相談してください。3月中旬に転科試験を行います。
早期卒業について
成績が優秀な人は、3年で学部を卒業して日本大学大学院理工学研究科に進学することができます。1年終了時の成績が上位で大学院への進学を強く考えている人は、担任に相談してください。
履修計画上の注意
履修計画上の注意
階段制の対象となる専門教育の実技科目
各学期において、同時に受講できる専門教育の実技科目は3科目までとする。
機械製図設計IIA、IIBは、機械設計製図IA、IBの両方を修得していないと受講できない。また、機械設計製図IBは、機械設計製図IAを受講していないと履修できず、機械設計製図IIBは機械設計製図IIAを受講していないと履修することができない。
履修登録単位数
各学期で履修登録できる単位数には制限があります。(上記「履修登録単位数」を参照のこと)。
卒業研究
4年生になると、卒業研究着手条件を満たす全員が各研究室に配属され、卒業研究を一年間かけて行います。研究室では1~4人程度で班を作り、卒業研究のテーマに取り組みます。卒業研究は他の科目とは少し趣きが違います。これまでに皆さんが習ってきた科目はすべて、先人たちの研究成果を習得することに主眼が置かれてきましたが、卒業研究は、まだ誰にも知られていない真実を自分たちの力で研究し見つけ出すことが目的です。いままで様々な科目を学習してきた成果を存分に発揮してください。
卒業研究の内容については、各研究室のページを参照してください。
講義シラバス・授業科目配置表・科目関連図
講義シラバス(授業・講義の計画や内容の概略)は、理工学部シラバスのページに掲載されています。
機械工学科の設置科目表はこちらです。
機械工学科では、それぞれの科目を効率よく学習するために、各科目に関連性を持たせて学習していきます。
- 技術者倫理学習目標:「機械工学インセンティブ」において、機械工学を学ぶ上での意義やエンジニアとしての自覚を与えます。
- 専門基礎学力:専門科目を学ぶ上で必要になる基礎学力を身につけます。「機械工学スタディ・スキルズ」では、機械工学をどのように学習していけばよいのかを学びます。
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専門科目:基礎学力をベースとして、エンジニアとして必要な専門能力を身につけていきます。