2008年4月25日に、第58回自動車技術会賞の受賞者が発表され、飯島助手が『浅原賞学術奨励賞』を受賞しました。
対象論文は以下のとおりです。
論文名:発光・吸収計測による予混合圧縮着火燃焼の研究
掲載誌:自動車技術会論文集Vol. 38, No. 6(2007年11月号)
『予混合圧縮着火(HCCI)燃焼』とはガソリンエンジンとディーゼルエンジンをハイブリットした燃焼方式で、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン両分野から高効率かつクリーンな燃焼技術として現在注目されています。
飯島助手の行ったHCCI燃焼メカニズムの研究がHCCIエンジン技術に多大な情報を提供し、これが賞され今回の受賞にいたりました。
詳細は、以下のページをご覧ください。
<第58回自動車技術会賞 受賞者一覧>
http://www.jsae.or.jp/09award/jsaeawa.php
5月22日にパシフィコ横浜で開催されている自動車技術会春季大会(2008年5月21日~23日開催)の中で授賞式が行われる予定です。
http://www.jsae.or.jp/2008haru/outline.html
また、同時開催されている人とくるまのテクノロジー展にて、「自動車技術会賞コーナ」が設けられ、受賞内容がパネル展示される予定です。
http://www.jsae.or.jp/expo/2008/guest.html
※自動車技術会賞とは、自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的として、1951年(昭和26年)に設けられ、学術貢献賞、技術貢献賞、浅原賞学術奨励賞、浅原賞技術功労賞、論文賞、技術開発賞の6つの種別からなります。
今回受賞の浅原賞学術奨励賞は、自動車技術会初代会長浅原源七氏の提案により昭和26年に創設された賞で、受賞基準は「満37才未満であって、過去1年間に自動車工学又は自動車技術に寄与する論文等を発表した将来性ある新進の個人会員に贈る賞」とされています。