研究テーマ
回転軸系のクラック検知
回転軸はタービン,発電機,各種工作機械など広範囲にわたって用いられる重要な機械要素です.回転機械にクラック(亀裂)が発生すると,最初はごく小さいものでも疲労により徐々に進行し,発見が遅ければ軸は破断し重大な事故につながる可能性があります.そこで,この研究ではロータの力学・振動学的観点からクラック位置と深さまで考慮したクラック検出することを目的として研究しています.

クラック検知のための実験装置

回転軸上に加工した模擬クラック
本研究は名古屋大学大学院工学研究科機械理工学専攻 井上研究室 在籍時に実施しました.
- 本研究は,平成27年度 小型自動車等機械工業振興事業に関する補助金(公益財団法人JKA):伝達関数モデルを用いた回転軸系のオンラインクラック検知法の開発補助事業(No.27-186)の助成を受けています.
- 平成27年度 小型自動車等機械工業振興事業に関する補助金(公益財団法人JKA)研究報告書